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いつだったか忘れましたが今年のどこかで観た覚えのあったライブ映像を、数日前に教育で再放送してたんでもう1度観てみました。
率直に、いやあ〜良かったです。 その映像は、小澤征爾指揮、NHK交響楽団 + マーカス・ロバーツトリオでガ−シュインをやると云うものでした。「ガ−シュィンでマーカス・ロバーツで小澤」だと普段クラシックを聴かない人でも少し興味をそそられるでしょ!? で、その事を書こうと思って写真をググッてみると、何と2003年とかからベルリンフィルでやったり、今年の8月にはサイトウ記念でもやってたりと既に何回かやってるようです。その上で今思い返すと全体の演奏にも円熟味があったようで余計にイイ!と思えたのかもですね。 マーカス・ロバーツトリオのメンバーですが、ベースがローランド・ゲリン、この名前は生憎よく知らないですね。でも堅実ないい演奏をしてました。 ドラムがジェイソン・マルサリス。出ました温泉玉子師匠の一番下の弟!これが一見おぼつかない雰囲気に見えるんですが、しっかりした演奏してました。さすがマルサリス一家! そしてマーカス。この人のリーダーアルバムを正直聴いた事ないんです。しかしインタビューで小澤さんが「ミスタッチが無い…」みたいな事を云うてましたが、確かにそう言い切れるくらいしっかりしたプレイは凄かったです。また私の持ってるアルバムで彼の印象が深いのは「ウィントンのブルースアレイでのライブ」なんですが、そこでやってるチェロキーって曲で、ソロをとるウィントンを困らすくらいなリズムアプローチをしてまして非常に面白く、同時に「この人はこういうのが好きなんだろうな」とその時思わせられたのですが、このオケとの共演と云うある意味異常?な状況でも似たような事を、そんな状況を全く物ともせずやってまして、そこに大胆さと凄さを改めて感じましたし、反面「この状況でもやっぱりやるんや…」と苦笑もさせられましたが… 小澤さんのインタビューでは「オーケストラは譜面通り、トリオはアドリブ」と言い切ってましたが、しかし明らかに全体の展開からある程度の決まり事は存在しています。なのでトリオのみやマーカスのソロの部分ではアドリブ、しかも所謂12小節繰返しな展開では当然ない(多少長めのソロ部はコード進行繰返しますが)し、オケに渡す部分やオケからトリオにもらう部分など、クラシック、特にオーケストラ特有の極端に雰囲気の変わる展開や、あるいはリズム感の変わる展開にも全く違和感を感じさせない見事な融合を見せていました。また特に「どうかな?」と個人的に思ってたドラムとオーケストラの融合も、やってるのがガ−シュインだと云う事はあるとしても、何ら問題なく、もっと云えば逆にない方が不自然と思えるくらい調和しているように思えました。 それにしてもこの映像を見る限りトリオは譜面ないようです。すでに何回かやって覚えてると云えばそうなんでしょうが、しかしこればっかりやってる訳ではないでしょうし、マーカスは仕方ないとしても後の2人もあの複雑な構成をしっかり頭に入れてるのには驚きと同時に日頃自分らのやってる簡単なものでもなかなか入らない状況をただただ反省してしまいます。至極当たり前な事なんですが、改めてこういうのを魅せられると「いい演奏」や「感動させるもの」に至るには、まず当たり前な準備を当たり前にしとかないとダメやなぁ… と思わされます。いや、当然そこがスタートラインで彼等はその上の上って感じですし、またそうでないと観てる側も納得しない位置にいはる訳で。まあ、そこまでになれるかどうかでなく、そこを目指す心意気をもってやりたいもんです。やっぱ最低限演奏者がステージ上で純粋に演奏に浸れる状況にある事が、観客にも共演者にも安心感や楽しさを与えるひとつの要素でしょうしねぇ… 斯く云う私もともすれば … でして(照) そう云えばこれを観ていて思い出したのは、大分前にタングルウッドでウィントンと小澤さんが共演した映像でした。こちらはもっとオケは小さい編成で、JAZZの方もフルバンとまではいかないまでもその半分くらいな人数で、テーマに応じて交互に演奏して「JAZZとはクラシックとは音楽とは何か?」を解明かす(と云うと難しそうですが、いかに面白いかが主題なような感じでした)ような、そんな内容でしたが、今回の演奏もまさにその続編とも云える、とても面白いものでした。 そんな訳で、かなり充実した内容だったのでもう1度観たいな〜!と思ったんですがビデオ録画に失敗してました… これも当たり前が出来てない… って事になるんすかぁ… (T T)
by agstudio
| 2005-12-07 23:09
| music
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