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Elizabeth Kontomanou / Waitin' For Spring
d0057347_15262215.jpgまあ見るからに「ゴッド姐さん」です。
それに反せず声質も予想通りでして。体型と云い顔付といいメイザ・リークと似ています。
でも、メイザよりは生っぽい… と、こー云うとメイザが生身の人間でないかのよーですが、聴いていると何となくそんな印象を受けます。もちろんメイザに負けず力強いですし、基本的な声質も似てると思います。でもソックリさんて訳でなく個性も充分です。
で、このアルバムの蘊蓄を調べてみますと、
『「KONTOMANOU」と云う名字が変わってるな?』
と、まず思いましたが、どーやらギリシャの血をひくアフリカ系フランス人と云う出生で納得です。
ところが、このアルバムにもう一人ドラマーが同じ「KONTOMANOU」姓でして、兄妹? 夫婦? 判りませんが、こーいう場合夫婦なケースが多いすよね!? なので、そーだとすると上での納得は微妙になってきますが、ま、この際その点は置いといて、とにかくあまり聞かない姓ではあります。

メンバーは、
ELISABETH KONTOMANOU - Vo
LAURENT COQ - Pf
DARYL HALL - b
DONALD KONTOMANOU - ds
SAM NEWSOME - ss
JOHN SCOFIELD -g
となってまして、JOHN SCO 師匠がゲスト? な形で入ってます。

曲は、
1. Sunny
2.Waitin' For Spring
3.I Gotta Right To Sing The Blues
4.Good Life
5.Fever
6.Duke Ellington's Sound Of Love
7.Ayanna Left New Orleans And Went To Mexico
8.Bird In Me
9.I'll Never Be The Same Again
10.Will Love Stay In My Heart
11.We'll Be Together Again
と云う感じで、ELISABETH KONTOMANOU の曲が2曲、LAURENT COQ の曲が1曲などで、その他はまぁまぁ有名所な選曲です。
1. Sunny なんて聴く前は『安易やなぁ…(選択肢的な感覚で、です)』と思ったんですが、まー2回し目以降は、モロ見た目を裏切らない勢いと和音センス溢れるモノノミゴトなフェイクとスキャットで、聴く前のマイナスな気持ちなど一瞬にして払拭されます。
5.Fever 、どーでもいーんすが個人的に少〜しトラウマなんですが、これも Sunny よろしくイテコマシテくれてまして、ちょっと大袈裟ですが「同じ曲?」って感じなぐらいで、ほんと ELISABETH の和音の解釈度は素晴らしいです。でもこんなに歌えるからこそ Sunny と同じく『違う曲でもいーのに… 』と個人的には思ったり…(苦笑)
後はメンバーとのデュオを各種試みてまして、tr.4 はピアノと、tr.6 はベースと、tr.11 はギターと、と云う具合で趣向が凝らされています。中でもtr.6 のベースとのものは彼女の音程の素晴らしさを『これでもか!』と証明するかのよーな出来です。
しかし惜しむらくはJOHN SCO 師匠が全編に入ってない事やないでせうか… 
とにかく tr.1 からブッチギリに格好いいソロですし、バッキングも含め例によってウネウネウネウネ♪文句なし!です。
逆に勿体ないのは ss のSAM NEWSOME ですね。
この人の事は全く知りません。テクニックはあるんですが、何でしょう? なんか面白味に欠けます。ま、あんまり云うのもなんなんで、一聴すれば皆さんにも解って頂けると思いますので、やめときますが、この方には申し訳ないですが、アルバムにとってはどーかな… と思ってしまいました。
全体としては、よく出来たジャズボーカルアルバムと云う体裁も整っていて、なかなかな出来と思います。
ただ個人的には、そのサックスが… ってのと、ELISABETH さん無茶上手いんですが、少々頑張りすぎなきらいが強いかな… と。彼女が気持ちクールにいってれば、さらにアルバム全体がシマッたんやないかな!? と欲を云えばそのへんが少し残念かな… と。
とはいえ、充分聴き所のある内容だとは思います。

しかし、この DARYL HALL って、あの人と違うよね??
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by agstudio | 2006-08-28 23:25 | music
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